2013年11月4日月曜日

これからの音楽のマネタイズの片鱗をHIKAKINに感じた


HIKAKINがキマグレンと出演したトヨタWISHのYoutubeチャンネル『白黒歌合戦』がとっても考えさせられる内容だったので投稿。

HIKAKINはボイスパーカッションの動画を毎日19:00にアップしていて、世界で有名かつ『Youtubeで生計を立てているアーティスト』です。

その公開ルール(決め事)はコンテンツだけではなく、とてもオーディエンスを意識した番組作りをしていると感じさせられる内容で、共演したキマグレンのお二人と司会のナオト・インティライミもその内容にとても興味深く聞き入ってました。






主な公開ルールとして以下のようなことをリンク先の動画では言っています。
・毎日同じ時間の更新を欠かさない
・旅行に出るときは、旅行自体をコンテンツ化している
 └旅行に出る前に貯め撮りしていない
・更新時間やコンテンツは視聴者として多い学生を意識して作成している
・番組の登録者数を増やすための工夫として、番組終わりに必ず番組登録告知をする
 └どんどん違う番組や動画へ移動してしまうユーザーを動画の満足感から登録へとしっかりと誘導


このオーディエンスをしっかりと意識している内容にこそ、これからのマネタイズの肝が隠されています。
逆にブログマーケティングやソーシャルメディア・マーケティングなど、どのバズワードでもそうですが、この決め事がしっかりしていない企業は『続かない』『伝えたい事だけ伝えている』『コメント対応できない』という傾向が多く、そのためなかなか有効にチャネルやコンテンツを運用できていないように思える。

これからのアーティストの発信形式は、Youtubeのチャネルとしての可能性の大きさ、そして、音楽や映像などエンタメに携わる方々のコンテンツを、時間軸、時空、空間、チャネルなどに『乗っかる』のではなく『使いこなす』段階へ向かっているのだなぁ、と感じました。

そして、発信が感動を生んで双方向な空間が生まれてコミュニティが醸成される。まさにグレイトフル・デッドなファンビジネス思考が広がる時代。

こんな時代に生まれたのだから、その変化に身を投じたくなりますね。

「企画的なこと、たまにはやりたいな。」と、ついつい元企画屋の性分が疼くのでした。。


■おまけ

動画の中で語っていたYoutubeがきっかけで発展したエアロスミスとのコラボステージの動画はこちらです。
いやぁ・・・すごい!!